令和５年度 八尾市立病院 病院情報の公表
病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
- 初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
- その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
医療の質指標
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
| 年齢区分 | 0～ | 10～ | 20～ | 30～ | 40～ | 50～ | 60～ | 70～ | 80～ | 90～ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 患者数 | 1,419 | 320 | 275 | 412 | 608 | 1,012 | 1,197 | 2,399 | 1,815 | 256 |
60歳以上の患者割合が高くなっていますが、急性期病院かつ地域がん診療連携拠点病院（高度型）であることから、がん患者の多い60歳代・70歳代の患者が比較的多く、また超高齢社会という社会的要因から80歳代の患者割合も増えつつあります。
また、産婦人科・小児科（NICU含む）を備えていることから、10歳未満の患者割合も高いのも当院の特徴の1つです。
また、産婦人科・小児科（NICU含む）を備えていることから、10歳未満の患者割合も高いのも当院の特徴の1つです。
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
消化器内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。） 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 673 | 2.04 | 2.61 | 0.00% | 68.68 | |
| 060340xx03x00x | 胆管（肝内外）結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 84 | 9.86 | 8.75 | 2.38% | 74.85 | |
| 060020xx04xxxx | 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 | 67 | 8.31 | 7.61 | 0.00% | 76.19 | |
| 060102xx99xxxx | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし | 45 | 8.27 | 7.58 | 0.00% | 58.42 | |
| 060140xx97x0xx | 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄（穿孔を伴わないもの） その他の手術あり 手術・処置等2なし | 41 | 10.32 | 10.92 | 2.44% | 73.32 |
消化管の内視鏡検査・治療から、救急対応まで消化器系疾患全般に対応しています。がん治療、特に早期がんについては内視鏡による切除術を積極的に行っています。
小児科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 080270xxxx1xxx | 食物アレルギー 手術・処置等1あり | 289 | 1.16 | 2.12 | 0.00% | 4.43 | |
| 040090xxxxxxxx | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他） | 139 | 4.83 | 5.96 | 2.16% | 1.35 | |
| 180030xxxxxx0x | その他の感染症（真菌を除く。） 定義副傷病なし | 112 | 5.17 | 8.60 | 0.89% | 1.26 | |
| 030270xxxxxxxx | 上気道炎 | 74 | 4.18 | 4.72 | 2.70% | 1.64 | |
| 0400801199x00x | 肺炎等（1歳以上15歳未満） 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 65 | 5.03 | 5.62 | 4.62% | 3.89 |
小児科では小児の急性期疾患（ウイルス・細菌性の気管支炎上気道炎・肺炎等）の症例が多い傾向がありますが、アレルギー治療、特に食物アレルギーの経口負荷試験の患者数が多いのは当院の特徴です。
外科・消化器外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア（15歳以上） ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 140 | 3.89 | 4.55 | 0.00% | 72.44 | |
| 060330xx02xxxx | 胆嚢疾患（胆嚢結石など） 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 | 73 | 5.89 | 5.98 | 1.37% | 63.07 | |
| 060035xx010x0x | 結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし | 53 | 14.42 | 15.12 | 0.00% | 71.45 | |
| 060335xx02000x | 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 53 | 7.28 | 6.87 | 0.00% | 62.60 | |
| 060150xx03xxxx | 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 | 52 | 5.38 | 5.29 | 0.00% | 35.50 |
外科・消化器外科では身体的侵襲の少ない鏡視下手術を推進するとともに、施設基準を満たしている術式においては内視鏡手術用支援機器（ロボット）を使用した手術も積極的に行っています。また、手術症例の増加に伴い薬物療法（化学療法）も増加傾向にあります。症例数では鼠径ヘルニアが最も多く、次いで胆嚢疾患（胆嚢結石など）、結腸の悪性腫瘍になっています。
循環器科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等１なし、１，２あり 手術・処置等２なし | 157 | 4.64 | 4.26 | 0.64% | 71.40 | |
| 050070xx01x0xx | 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし | 145 | 4.69 | 4.57 | 0.00% | 70.55 | |
| 050050xx9910x0 | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 - １あり 手術・処置等2なし 重症度等他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 119 | 3.05 | 3.05 | 2.52% | 70.44 | |
| 050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 重症度等他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 71 | 19.27 | 17.38 | 7.04% | 82.42 | |
| 050050xx9920x0 | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 - ２あり 手術・処置等2なし 重症度等他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 69 | 3.55 | 3.25 | 0.00% | 70.88 |
狭心症、心筋梗塞、不整脈、心不全等、循環器系疾患に幅広く対応しており、2台の血管撮影装置を使用したカテーテル検査・治療等に積極的に取り組んでいます。
泌尿器科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり | 163 | 2.21 | 2.44 | 0.61% | 74.71 | |
| 11012xxx02xx0x | 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし | 89 | 2.81 | 5.22 | 0.00% | 60.96 | |
| 110070xx03x0xx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし | 85 | 5.86 | 6.85 | 2.35% | 74.79 | |
| 110420xx02xxxx | 水腎症等 経尿道的尿管ステント留置術等 | 25 | 2.48 | 4.02 | 0.00% | 69.16 | |
| 110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 24 | 15.33 | 13.52 | 8.33% | 73.71 |
泌尿器科では尿路系疾患全般の良性疾患から悪性腫瘍までは幅広く対応しています。
最近罹患率が増加している前立腺がんについては、内視鏡手術用支援機器（ロボット）を使用した手術、ホルモン療法、放射線治療装置による強度変調放射線治療（ＩＭＲＴ）など、症例に応じた最適な治療法を提案できる体制を整えています。
最近罹患率が増加している前立腺がんについては、内視鏡手術用支援機器（ロボット）を使用した手術、ホルモン療法、放射線治療装置による強度変調放射線治療（ＩＭＲＴ）など、症例に応じた最適な治療法を提案できる体制を整えています。
産婦人科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 120180xx01xxxx | 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 | 91 | 9.16 | 9.34 | 0.00% | 34.47 | |
| 120060xx02xxxx | 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 | 58 | 6.22 | 5.93 | 0.00% | 47.67 | |
| 120070xx02xxxx | 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術（腟式を含む。） 腹腔鏡によるもの等 | 44 | 5.86 | 6.00 | 0.00% | 44.02 | |
| 120180xx99xxxx | 胎児及び胎児付属物の異常 手術なし | 43 | 8.19 | 6.65 | 0.00% | 31.79 | |
| 120260x001xxxx | 分娩の異常（分娩時出血量2000ml未満） 子宮破裂手術等 | 35 | 10.06 | 9.31 | 0.00% | 33.46 |
婦人科系疾患、特に良性・悪性腫瘍の治療にも積極的に取り組んでいます。
分娩においては、当院は地域周産期母子医療センターであり、NICU（新生児集中治療室）を備えていることから、ハイリスク分娩対応も多くなっています。
分娩においては、当院は地域周産期母子医療センターであり、NICU（新生児集中治療室）を備えていることから、ハイリスク分娩対応も多くなっています。
耳鼻咽喉科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 030230xxxxxxxx | 扁桃、アデノイドの慢性疾患 | 106 | 6.06 | 7.53 | 0.00% | 12.07 | |
| 030350xxxxxxxx | 慢性副鼻腔炎 | 47 | 6.19 | 6.02 | 0.00% | 53.23 | |
| 030390xx99xxxx | 顔面神経障害 手術なし | 47 | 9.45 | 8.71 | 0.00% | 55.32 | |
| 030440xx01xxxx | 慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫 鼓室形成手術 | 45 | 6.89 | 6.76 | 0.00% | 40.47 | |
| 030428xxxxxxxx | 突発性難聴 | 43 | 8.56 | 8.55 | 0.00% | 58.07 |
耳鼻咽喉科系疾患の手術症例数（悪性腫瘍除く）が多いのは当院の特徴です。中河内地区及び南河内地区の他の医療機関と連携し、多くの重症症例・手術症例の紹介を受けています。
扁桃、アデノイドの慢性疾患については２０歳未満の患者が多く、平均年齢が若くなっています。
扁桃、アデノイドの慢性疾患については２０歳未満の患者が多く、平均年齢が若くなっています。
整形外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 070230xx01xxxx | 膝関節症（変形性を含む。） 人工関節再置換術等 | 52 | 26.96 | 21.96 | 5.77% | 74.60 | |
| 160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 52 | 26.33 | 25.50 | 59.62% | 80.19 | |
| 160760xx97xx0x | 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし | 30 | 4.23 | 4.76 | 0.00% | 44.90 | |
| 070085xx97xx0x | 滑膜炎、腱鞘炎、軟骨などの炎症（上肢以外） 手術あり 定義副傷病なし | 24 | 4.08 | 12.05 | 0.00% | 69.38 | |
| 070343xx01x0xx | 脊柱管狭窄（脊椎症を含む。） 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（多椎間又は多椎弓の場合を含む。） 前方椎体固定等 手術・処置等2なし | 22 | 19.09 | 19.94 | 9.09% | 70.23 |
整形外科は主に、紹介・救急患者の手術治療を中心に行っております。手術症例数が多いのが特徴の1つであり、肘、膝、股等の関節、脊椎、骨折等、整形外科疾患全般について対応しています。
内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10007xxxxxx1xx | ２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。） 手術・処置等2 - １あり | 83 | 11.61 | 13.99 | 0.00% | 67.98 | |
| 110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 40 | 12.80 | 13.52 | 12.50% | 75.83 | |
| 010060x2990401 | 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満） 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 - ４あり 定義副傷病なし 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 25 | 12.44 | 15.70 | 36.00% | 72.64 | |
| 10007xxxxxx0xx | ２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。） 手術・処置等2なし | 14 | 9.50 | 10.66 | 0.00% | 57.64 | |
| 040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし | 14 | 21.43 | 20.60 | 28.57% | 84.43 |
当院は、消化器内科、血液内科、循環器内科は単独の診療科として標榜していますので、それ以外の内科系疾患全般を内科が担当しています。
糖尿病については、重症化症例の治療を外来診療で行っていることから教育入院が多くなっています。脳梗塞については脳神経外科医と連携し、症例に応じた診療を行っています。高齢社会化の中で、高齢者の尿路感染症や誤嚥性肺炎が多くなっています。
糖尿病については、重症化症例の治療を外来診療で行っていることから教育入院が多くなっています。脳梗塞については脳神経外科医と連携し、症例に応じた診療を行っています。高齢社会化の中で、高齢者の尿路感染症や誤嚥性肺炎が多くなっています。
乳腺甲状腺外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 090010xx010xxx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴うもの（内視鏡下によるものを含む。））等 手術・処置等1なし | 125 | 13.66 | 9.88 | 0.00% | 64.30 | |
| 090010xx02xxxx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わないもの） | 84 | 4.37 | 5.64 | 0.00% | 63.77 | |
| 090010xx99x40x | 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 - ４あり 定義副傷病なし | 34 | 2.82 | 3.51 | 0.00% | 53.88 | |
| 090010xx99x80x | 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 - ８あり 定義副傷病なし | 29 | 3.00 | 3.55 | 0.00% | 57.69 | |
| 090020xx97xxxx | 乳房の良性腫瘍 手術あり | 19 | 2.89 | 4.00 | 0.00% | 41.00 |
乳がんに対しては手術治療を中心に、薬物療法（化学療法）及び放射線治療も多く対応しています。形成外科医と連携した乳房再建術にも積極的に行っています。
乳がん患者の年齢は５０歳代から６０歳代と、他のがんに比べ若い方が多いのも特徴の1つです。
乳がん患者の年齢は５０歳代から６０歳代と、他のがんに比べ若い方が多いのも特徴の1つです。
呼吸器外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 040040xx97x00x | 肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 50 | 11.30 | 9.89 | 0.00% | 73.12 | |
| 040040xx97x01x | 肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病あり | 16 | 24.44 | 17.21 | 18.75% | 74.38 | |
| 040040xx9905xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 - ５あり | 15 | 15.67 | 18.83 | 0.00% | 70.20 | |
| 040040xx9900xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 13 | 9.46 | 13.59 | 15.38% | 71.31 | |
| 040040xx9902xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 - ２あり | 11 | 23.45 | 19.11 | 9.09% | 71.91 |
呼吸器外科では肺の悪性腫瘍を中心に、気胸等の良性疾患にも対応しています。肺の悪性腫瘍に対しては胸腔鏡下手術・開胸手術といった手術療法だけでなく、薬物治療、放射線治療など、病状に合わせた治療の提案を行っています。
血液内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 130030xx99x4xx | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 - ４あり | 28 | 17.75 | 9.62 | 0.00% | 76.00 | |
| 130060xx97x00x | 骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 21 | 13.19 | 15.17 | 4.76% | 82.52 | |
| 130030xx99x3xx | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 - ３あり | 10 | 13.60 | 14.70 | 0.00% | 66.80 | |
| 130030xx99x0xx | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2なし | 8 | 14.25 | 9.08 | 12.50% | 79.00 | |
| 130030xx99x5xx | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 - ５あり | 8 | 47.38 | 19.61 | 0.00% | 64.25 |
血液内科については非ホジキンリンパ腫、骨髄異形成症候群、白血病、多発性骨髄腫をはじめとする造血器腫瘍、貧血一般、再生不良性貧血、血小板減少症などを主に診療対象疾患としています。
形成外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 070010xx970xxx | 骨軟部の良性腫瘍（脊椎脊髄を除く。） その他の手術あり 手術・処置等1なし | 24 | 3.71 | 4.28 | 0.00% | 47.50 | |
| 050180xx02xxxx | 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 | 18 | 2.61 | 2.61 | 0.00% | 63.89 | |
| 020230xx97x0xx | 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし | 14 | 2.00 | 2.82 | 0.00% | 75.93 | |
| 090010xx05xxxx | 乳房の悪性腫瘍 ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術（乳房切除後） | 14 | 7.21 | 7.47 | 0.00% | 56.50 | |
| 060170xx02xx0x | 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等 定義副傷病なし | 8 | 4.13 | 6.86 | 0.00% | 51.75 |
形成外科は「機能回復」と「社会生活の質の向上」を目指す外科系の専門領域で、主として、体表の形態に関する疾患を中心に、幅広い症例に対応しています。また近年は眼瞼下垂や下肢静脈瘤の症例が多くなっています。切断指の再接合術については対応できる医療機関が少なく、広範囲からの救急患者を受け入れています。
脳神経外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 010050xx02x00x | 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 13 | 5.08 | 11.87 | 0.00% | 82.00 | |
| 010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満） 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 10 | 13.50 | 19.09 | 40.00% | 77.60 | |
| 160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 10 | 7.90 | 8.38 | 20.00% | 79.70 | |
| 160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 9 | 6.33 | 9.88 | 33.33% | 80.67 | |
| 010010xx03x00x | 脳腫瘍 頭蓋内腫瘍摘出術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 5 | 27.60 | 20.70 | 20.00% | 64.20 |
脳梗塞、脳腫瘍、脳内出血等の脳神経疾患に対する治療については、脳循環内科医や放射線治療医とも連携し、最適な治療法を提案できる体制を整えています。
放射線科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 070040xx99x2xx | 骨の悪性腫瘍（脊椎を除く。） 手術なし 手術・処置等2 - ２あり | 2 | 4.50 | 20.05 | 50.00% | 78.50 | |
| 010010xx9903xx | 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 - ３あり | 1 | 14.00 | 17.01 | 0.00% | 57.00 | |
定位放射線治療（ピンポイント照射）や強度変調放射線治療（IMRT）が可能な放射線治療装置を導入しており、通常は外来または他診療科の入院患者に放射線治療を行っています。また、脳腫瘍等に対する緩和照射についても対応しています。放射線治療のみの目的で入院される患者には、放射線治療医が主治医となって入院治療を行う場合があります。
麻酔科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 180010x0xxx0xx | 敗血症（1歳以上） 手術・処置等2なし | 1 | 34.00 | 20.03 | 0.00% | 81.00 | |
基本的に麻酔科が主治医として入院診療を行うことはありませんが、まれに、全身管理が必要でICUに入院した患者で、主治医が決まる前に退院となった場合に麻酔科医師が主治医となる場合があります。
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
| 初発 | 再発 | 病期分類 基準（※） |
版数 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
| 胃癌 | 78 | 12 | 5 | 33 | 21 | 31 | ||
| 大腸癌 | 26 | 37 | 62 | 38 | 82 | 22 | ||
| 乳癌 | 109 | 127 | 21 | 10 | 12 | 29 | ||
| 肺癌 | 42 | 13 | 31 | 57 | 8 | 71 | ||
| 肝癌 | 2 | 18 | 5 | 11 | 9 | 58 | ||
UICC病期分類（TNM分類）とは、国際対がん連合（UICC）よって定められた、原発巣の大きさと進展度（T）、所属リンパ節への転移状況（N）、遠隔転移の有無（M）の要素によって、それぞれのがんをⅠ期～Ⅳ期の４病期（ステージ）に分類するものです。
当院での５大がん全てにおいて１００人を超す入院症例数（再発を含む）となっております。
ステージ分類では胃がんはⅠ期期、乳がんは比較的Ⅰ期・Ⅱ期の患者が多くなっていますが、大腸がん・肝がん・肺がんは早期がんと進行がんの各ステージに分かれる傾向が見られます。また、肺がん、肝がんは再発患者の割合が多くなっています。
がんの確定診断には病理学的診断が必要ですが時間を要するため、診断結果が出る以前に内科的治療を優先させる場合等では病期は「不明」となっています。
当院での５大がん全てにおいて１００人を超す入院症例数（再発を含む）となっております。
ステージ分類では胃がんはⅠ期期、乳がんは比較的Ⅰ期・Ⅱ期の患者が多くなっていますが、大腸がん・肝がん・肺がんは早期がんと進行がんの各ステージに分かれる傾向が見られます。また、肺がん、肝がんは再発患者の割合が多くなっています。
がんの確定診断には病理学的診断が必要ですが時間を要するため、診断結果が出る以前に内科的治療を優先させる場合等では病期は「不明」となっています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
| 患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
|---|---|---|---|
| 軽症 | 8 | 9.13 | 54.88 |
| 中等症 | 81 | 13.58 | 78.73 |
| 重症 | 15 | 20.73 | 81.67 |
| 超重症 | 5 | 22.40 | 85.60 |
| 不明 |
成人市中肺炎とは、日常生活の中で成人が罹患した肺炎です（インフルエンザ肺炎や誤嚥性肺炎は除きます）。
当院では中等症の患者割合が一番多く、次いで重症、軽症、超重症の順番になっています。また、高齢者の方が罹患すると重症化や在院日数の長期化になる傾向が見られます。
当院では中等症の患者割合が一番多く、次いで重症、軽症、超重症の順番になっています。また、高齢者の方が罹患すると重症化や在院日数の長期化になる傾向が見られます。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
| 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
|---|---|---|---|---|
| 3日以内 | 47 | 15.62 | 74.83 | 38.30% |
| その他 | 10 | 16.00 | 76.40 | 30.00% |
一般的に脳卒中といわれるのは、主に脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の３タイプの疾患で、脳梗塞はその中の約4分の3を占めています。
当院では発症から3日以内に診断された脳梗塞の割合が高く、その症状により脳神経外科医と内科医（脳循環内科医）が適切な治療法を選択しています。また、急性期治療の終了後、専門施設でのリハビリテーションを行うケースも多く、他の疾患と比較して転院率も高くなっています。
当院では発症から3日以内に診断された脳梗塞の割合が高く、その症状により脳神経外科医と内科医（脳循環内科医）が適切な治療法を選択しています。また、急性期治療の終了後、専門施設でのリハビリテーションを行うケースも多く、他の疾患と比較して転院率も高くなっています。
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
消化器内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 | 675 | 0.11 | 1.09 | 0.00% | 69.51 | |
| K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ･粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 | 68 | 1.07 | 6.26 | 0.00% | 76.35 | |
| K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 66 | 1.50 | 8.92 | 4.55% | 72.61 | |
| K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 53 | 1.89 | 11.72 | 1.89% | 77.28 | |
| K7212 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm以上 | 49 | 0.33 | 1.18 | 0.00% | 64.92 |
消化器内科では内視鏡による検査・治療を数多く行っていることから手術数の上位も内視鏡による手術が占めています。
また、内視鏡による早期悪性腫瘍の治療に積極的に取り組んでおり、胃ESD（早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術）の手術件数が多くなっています。
救急搬送に対する消化管止血術も上位となっています。
また、内視鏡による早期悪性腫瘍の治療に積極的に取り組んでおり、胃ESD（早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術）の手術件数が多くなっています。
救急搬送に対する消化管止血術も上位となっています。
外科・消化器外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 132 | 0.96 | 5.27 | 0.76% | 63.58 | |
| K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側） | 124 | 0.88 | 1.81 | 0.00% | 72.21 | |
| K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 69 | 2.74 | 12.97 | 0.00% | 72.22 | |
| K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの | 54 | 0.41 | 4.22 | 0.00% | 37.20 | |
| K740-22 | 腹腔鏡下直腸切除・切断術（低位前方切除術） | 28 | 2.00 | 17.79 | 3.57% | 70.57 |
外科・消化器外科は悪性腫瘍の手術を中心に診療していますが、手術症例数では在院日数の短い鼠径ヘルニア手術や腹腔鏡下の胆嚢摘出術が多くなっています。全般的に腹腔鏡下手術が増加しており、鏡視下手術に必要な手術システム・器械・器材等の整備を行っています。
産婦人科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K8982 | 帝王切開術 選択帝王切開 | 105 | 2.30 | 7.07 | 0.00% | 33.85 | |
| K877-2 | 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 | 73 | 1.00 | 4.47 | 0.00% | 48.70 | |
| K8981 | 帝王切開術 緊急帝王切開 | 68 | 3.03 | 7.18 | 0.00% | 33.78 | |
| K861 | 子宮内膜掻爬術 | 50 | 0.00 | 0.06 | 0.00% | 51.22 | |
| K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（腹腔鏡によるもの） | 50 | 1.02 | 4.00 | 0.00% | 42.78 |
当院の産婦人科では分娩対応を行っていることから帝王切開術をはじめ、周産期関連の治療が多くなっています。
一方、婦人科系疾患、特に悪性腫瘍の治療も積極的に行っていることから、腹腔鏡下子宮全摘術や子宮附属期腫瘍摘出術も多くなっています。
一方、婦人科系疾患、特に悪性腫瘍の治療も積極的に行っていることから、腹腔鏡下子宮全摘術や子宮附属期腫瘍摘出術も多くなっています。
循環器科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの | 129 | 1.71 | 2.19 | 0.00% | 71.34 | |
| K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの | 105 | 3.41 | 4.06 | 3.81% | 71.43 | |
| K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 86 | 2.37 | 9.35 | 1.16% | 74.38 | |
| K5463 | 経皮的冠動脈形成術 その他のもの | 44 | 2.59 | 3.09 | 0.00% | 72.66 | |
| K5491 | 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの | 42 | 0.14 | 16.36 | 4.76% | 71.24 |
循環器内科の手術症例も多く、その中でも不整脈に対する経皮的カテーテル心筋焼灼術（アブレーション）が最も多くなっています。次いで心筋梗塞、狭心症等の疾患について、「詰まっている」若しくは「詰まりかけている」冠動脈を広げるために行うステント留置術が多くなっています。
泌尿器科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K8036ｲ | 膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用） | 112 | 0.44 | 4.71 | 1.79% | 74.89 | |
| K7811 | 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの | 91 | 0.13 | 2.11 | 0.00% | 60.65 | |
| K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 42 | 0.43 | 4.31 | 2.38% | 66.48 | |
| K7981 | 膀胱結石、異物摘出術（経尿道的手術） | 28 | 0.07 | 1.89 | 0.00% | 71.04 | |
| K843-4 | 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術（内視鏡手術用支援機器を用いるもの） | 23 | 1.00 | 9.17 | 0.00% | 69.48 |
泌尿器科では悪性腫瘍に対する診療に積極的に取り組んでいることから、膀胱腫瘍悪性腫瘍手術（経尿道的）が最も多くなっており、次に尿路結石のレーザーによる結石除去術が多くなっています。また内視鏡手術支援用機器（ロボット）を使用した前立腺悪性腫瘍手術も増加傾向にあります。
整形外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K0821 | 人工関節置換術 | 54 | 1.35 | 25.37 | 7.41% | 74.81 | |
| K0461 | 骨折観血的手術 | 47 | 2.57 | 17.70 | 36.17% | 76.11 | |
| K1426 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（多椎間又は多椎弓の場合を含む。） 椎弓形成 | 34 | 2.82 | 17.26 | 17.65% | 72.41 | |
| K0462 | 骨折観血的手術 | 33 | 3.15 | 10.15 | 12.12% | 59.48 | |
| K066-21 | 関節鏡下関節滑膜切除術 | 25 | 0.76 | 6.88 | 4.00% | 70.16 |
人工関節置換術（股関節、膝関節等）が最も多く、次いで骨折観血的手術が多くなっています。骨折については近年高齢者の症例が増え、K0461（肩甲骨、上腕）の術式が増加傾向にあります。その他、脊椎疾患や等、整形外科疾患全般の手術に対応しています。
耳鼻咽喉科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K3772 | 口蓋扁桃摘出術 | 91 | 1.00 | 5.19 | 0.00% | 22.03 | |
| K370 | アデノイド切除術 | 60 | 1.00 | 3.30 | 0.00% | 6.17 | |
| K347 | 鼻中隔矯正術 | 36 | 0.97 | 4.17 | 0.00% | 42.58 | |
| K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型（選択的（複数洞）副鼻腔手術） | 33 | 1.06 | 4.15 | 0.00% | 55.09 | |
| K3191 | 鼓室形成手術（耳小骨温存術） | 23 | 1.00 | 4.74 | 0.00% | 33.61 |
当院の耳鼻咽喉科では多くの病院と同様、扁桃の摘出術、アデノイドの切除術が多く、次に鼻中隔強制術や副鼻腔炎に対する内視鏡手術も症例数が多くなっています。また、慢性中耳炎や真珠腫中耳炎に対する鼓室形成術が多いのは当院の特徴の1つでもあります。
乳腺甲状腺外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術（腋窩部郭清を伴わないもの） | 89 | 1.00 | 10.85 | 0.00% | 64.00 | |
| K4762 | 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わないもの） | 84 | 1.02 | 2.35 | 0.00% | 63.77 | |
| K4765 | 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術（腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの）・胸筋切除を併施しないもの | 35 | 1.09 | 13.97 | 0.00% | 64.00 | |
| K4741 | 乳腺腫瘍摘出術 長径５cm未満 | 12 | 1.00 | 1.00 | 0.00% | 37.33 | |
| K4742 | 乳腺腫瘍摘出術 長径５cm以上 | 8 | 0.63 | 1.38 | 0.00% | 50.00 |
乳腺外科は乳がん治療が診療の中心となっており、その中でも手術症例数が多いのが特徴です。また、切除範囲や腋窩部・腋窩鎖骨下部郭清の有無等により術後の在院日数に差が出るのも特徴です。
形成外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K476-4 | ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術（乳房切除後） | 13 | 0.15 | 5.38 | 0.00% | 56.69 | |
| K617-4 | 下肢静脈瘤血管内焼灼術 | 13 | 0.23 | 1.62 | 0.00% | 61.08 | |
| K0063 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径6cm以上12cm未満 | 12 | 0.25 | 2.42 | 0.00% | 48.75 | |
| K2191 | 眼瞼下垂症手術 眼瞼挙筋前転法 | 9 | 0.00 | 1.00 | 0.00% | 76.44 | |
| K0053 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部） 長径4cm以上 | 8 | 0.25 | 1.50 | 0.00% | 33.63 |
形成外科で対応している疾患・手術は大変範囲が広く、手術症例数も乳房再建術や下肢静脈瘤血管内焼灼術、皮膚・皮下腫瘍摘出術、眼瞼下垂手術など、様々なタイプの手術が上位を占めています。
切断四肢再接合術は対応できる医療機関が少なく、緊急手術となるケースが多くなっています。
切断四肢再接合術は対応できる医療機関が少なく、緊急手術となるケースが多くなっています。
呼吸器外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（肺葉切除又は１肺葉を超えるもの） | 28 | 1.00 | 10.96 | 0.00% | 71.79 | |
| K514-21 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 | 13 | 2.38 | 8.54 | 7.69% | 70.92 | |
| K5131 | 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術（楔状部分切除によるもの） | 10 | 8.10 | 8.80 | 0.00% | 32.60 | |
| K488-4 | 胸腔鏡下試験切除術 | 7 | 4.29 | 11.71 | 0.00% | 71.57 | |
| K514-22 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（区域切除） | 7 | 1.00 | 12.00 | 0.00% | 77.29 |
呼吸器外科では肺がんの手術治療を中心に対応しており、近年では胸腔鏡下手術の割合が高くなっています。
脳神経外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 21 | 0.67 | 4.00 | 9.52% | 81.29 | |
| K1692 | 頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの | 6 | 1.33 | 38.67 | 16.67% | 66.50 | |
| K171-21 | 内視鏡下経鼻的腫瘍摘出術 下垂体腫瘍 | 5 | 1.00 | 12.00 | 0.00% | 51.40 | |
| K6092 | 動脈血栓内膜摘出術 内頸動脈 | 3 | 1.00 | 9.00 | 0.00% | 76.33 | |
| K145 | 穿頭脳室ドレナージ術 | 2 | 5.50 | 83.00 | 100.00% | 63.00 |
脳神経系の疾患としては脳梗塞が最も多い疾患ですが内科的治療を行うことも多いため、手術数としては慢性硬膜下血腫先行洗浄術や頭蓋内腫瘍摘出術が多くなっています。慢性硬膜下血腫先行洗浄術とは、頭部の頭蓋骨の下にある脳を覆っている硬膜と脳との隙間に溜まった血（血腫）を除去する（流出させる）手術です。
小児科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K7151 | 腸重積症整復術（非観血的なもの） | 8 | 0.00 | 2.25 | 0.00% | 1.25 | |
| K9131 | 新生児仮死蘇生術 仮死第１度のもの | 5 | 0.00 | 40.00 | 0.00% | 0.00 | |
| K9132 | 新生児仮死蘇生術 仮死第２度のもの | 4 | 0.00 | 43.50 | 0.00% | 0.00 | |
| K300 | 鼓膜切開術 | 3 | 1.33 | 3.33 | 0.00% | 2.00 | |
| K745 | 肛門周囲膿瘍切開術 | 1 | 2.00 | 2.00 | 0.00% | 9.00 |
腸重積賞に対する整復術が多くなっています。また、産婦人科でハイリスク分娩対応を行っており、またNICU（新生児集中治療室）を有していることから、新生児仮死蘇生術の症例数も多くなっています。
血液内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K6261 | リンパ節摘出術 長径３cm未満 | 3 | 5.00 | 14.00 | 0.00% | 69.00 | |
| K636-4 | 腹腔鏡下試験切除術 | 1 | 3.00 | 37.00 | 0.00% | 73.00 | |
| K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 1 | 0.00 | 89.00 | 0.00% | 74.00 | |
| K0052 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部） 長径2cm以上4cm未満 | 1 | 66.00 | 91.00 | 0.00% | 61.00 | |
| K0061 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径3cm未満 | 1 | 2.00 | 23.00 | 0.00% | 73.00 |
血液内科疾患で入院中の患者に手術を行うケースがあり、血液内科の手術数としてカウントされています。
内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 2 | 11.50 | 8.50 | 0.00% | 81.00 | |
| K300 | 鼓膜切開術 | 1 | 37.00 | 7.00 | 0.00% | 88.00 | |
| K496-5 | 経皮的膿胸ドレナージ術 | 1 | 7.00 | 24.00 | 0.00% | 79.00 | |
| K537-2 | 腹腔鏡下食道裂孔ヘルニア手術 | 1 | 32.00 | 14.00 | 100.00% | 76.00 | |
| K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 1 | 1.00 | 41.00 | 0.00% | 65.00 |
内科医が主となって手術は実施しませんが、内科疾患で入院中の患者に手術を行うケースがあり、内科の手術数としてカウントされています。
その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード
| DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
|---|---|---|---|---|
| 130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | ||
| 異なる | 18 | 0.24% | ||
| 180010 | 敗血症 | 同一 | 9 | 0.19% |
| 異なる | 46 | 0.47% | ||
| 180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | 1 | 0.12% |
| 異なる | 5 | 0.16% | ||
| 180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 9 | 0.23% |
| 異なる | 6 | 0.18% |
DPC制度では入院中に最も医療資源を投入した疾患によってコードを分類しています。上記に挙げた疾患は、入院をするきっかけとなった疾患（入院契機病名）ではなく、入院時に併存していた疾患若しくは入院後に発症した疾患のうち医療資源を多く投入する必要があるケースが多い疾患です。
ただし、手術・処置等の合併症については、当院での手術後の合併症を対象とした患者ではなく、入院時に合併症を主訴として入院した患者さんがほとんどであることから、他の疾患とは異なり、入院契機病名と同一の症例数割合が多くなっています。
ただし、手術・処置等の合併症については、当院での手術後の合併症を対象とした患者ではなく、入院時に合併症を主訴として入院した患者さんがほとんどであることから、他の疾患とは異なり、入院契機病名と同一の症例数割合が多くなっています。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
| 肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した 退院患者数（分母） |
分母のうち、肺血栓塞栓症の 予防対策が実施された患者数（分子） |
リスクレベルが「中」以上の手術を 施行した患者の肺血栓塞栓症の 予防対策の実施率 |
|---|---|---|
| 1,480 | 1,392 | 94.05% |
血液培養２セット実施率ファイルをダウンロード
| 血液培養オーダー日数（分母） | 血液培養オーダーが１日に ２件以上ある日数（分子） |
血液培養２セット実施率 |
|---|---|---|
| 1,670 | 1,396 | 83.59% |
広域抗菌薬を使用する際、投与開始時に血液培養検査を行うことは、望ましいプラクティスとなります。
また、血液培養は1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上行うことが推奨されており、当院での実施率は83.59％になっています。
また、血液培養は1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上行うことが推奨されており、当院での実施率は83.59％になっています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
| 広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数（分母） |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数（分子） |
広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率 |
|---|---|---|
| 361 | 326 | 90.30% |
近年、新たな抗菌薬耐性菌（以下、耐性菌）が出現し、難治症例が増加していることが世界的な問題となっています。
不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、当院では抗菌薬適正使用支援チーム（Antimicrobial Stewardship Team：AST）を組織し、抗菌薬適正使用を推進しています。
抗菌薬適正使用の鍵を握るのは正確な微生物学的診断であり、当院での広域スペクトルの抗菌剤の投与前の細菌培養同定検査の実施率は90.30％となっています。
不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、当院では抗菌薬適正使用支援チーム（Antimicrobial Stewardship Team：AST）を組織し、抗菌薬適正使用を推進しています。
抗菌薬適正使用の鍵を握るのは正確な微生物学的診断であり、当院での広域スペクトルの抗菌剤の投与前の細菌培養同定検査の実施率は90.30％となっています。
更新履歴
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者のうち、肺血栓塞栓症の予防対策（弾性ストッキングの着用、間歇的空気圧迫装置の利用、抗凝固療法のいずれか、または2つ以上）を実施した患者数を集計しており、その実施率は94.05％となっています。