医師として必要な基本的知識、技能および態度の修得を目的とし、プライマリ・ケアを十分にできるように研修医を養成します。
1年次は内科24週、救急部門12週(8週を八尾市立病院、4週を大阪府中河内救命救急センターで研修します。八尾市立病院では、8週のうち3.2週〈16日〉を麻酔科で研修します)、外科4週、小児科4週、産婦人科4週の研修を行います。
2年次は地域医療を4週、精神科(八尾こころのホスピタルにて研修)を4週、一般外来を2週研修し、残りの期間は希望診療科を研修します。
一般外来研修は、1年次に内科、外科、小児科研修時に週に1度並行して外来研修を行うとともに、2年次に2週の一般外来に特化した研修を行うことで、外来診療に強い研修医の育成をめざしています。
当院における臨床研修の主な特徴は、研修医が1学年4~5名であり、経験症例・手技など1人当たりの割合が大病院に比べ多く、また原則として各科に一人ずつの配置なので、症例の取り合いにならないこと、病床数380床の中規模病院であることから、大病院と比べて、研修での小回りが利かせやすく、各科医師、コ・メディカルとの垣根が非常に低いこと、完全電子カルテであるため接せられる情報量が多いこと、などが挙げられます。
当院の電子カルテ情報を、登録した医療機関・調剤薬局と共有する病診薬連携システムも導入しています。
本プログラムは、大阪府中河内医療圏の中核病院であり急性期医療を担う当院が基幹施設となり、中河内医療圏・近隣医療圏にある連携施設と協力して構成されています。
当院は、高度急性期および急性期病院であり、大阪府中河内医療圏の地域医療支援病院(2012年大阪府承認)として地域の診療所・クリニックなどでは対応困難である専門的治療や高度な検査・手術などを行い「地域完結型医療」の中心的役割を担っています。
当院は、地域がん診療連携拠点病院(2015年国指定)として質の高いがん診断・治療から緩和ケアまで、中河内医療圏がん診療の中核施設となっています。
大阪大学医学部附属病院、大阪急性期・総合医療センターや大阪国際がんセンターという特定機能病院などと連携しており将来に向けて研究に触れる機会も得られます。大阪はびきの医療センターで呼吸器内科領域を重点的に研修することも可能です。
プログラムの詳細は各基幹施設にお問い合わせください。
※ []内は基幹施設名