八尾市立病院ご案内

ご挨拶 (八尾市立病院 特命総長 佐々木 洋)


平成31年3月に、病院長定年後4年間勤めさせていただいた総長職を辞し、この4月より新設された特命総長を拝命致しました。

 これまで、総長として、より広い視野に立ち、大所高所から市立病院の医療全般を舵取りし、地域医療に貢献することを心がけてきました。その間、地域包括ケアシステムや地域医療構想、新公立病院改革プランの中での公立病院の立ち位置の確立や、がん診療連携拠点病院として中河内地域でのがん連携ネットワーク作りなどを、積極的に推進してきました。さらに、昨年7月より大阪府病院協会会長職を拝命し、大阪府医療審議会委員など、八尾市や中河内医療圏のみならず、大阪府全体の医療に関する諸問題を議論し、それに対する施策の決定や承認を行う立場になっています。

 今回の特命総長職は、特命院長のような臨床の一分野に特化した職ではなく、総長よりもさらに広い視野をもって、病院の内外での活動を通じて、八尾市立病院の医療を牽引すると共に、より広範囲な医療圏全体の医療のレベルアップを図る推進役としての機能を果たすことを期待されていると考えています。実際、自病院のみならず、医療圏全体の底上げは、公立病院に課された使命の一つであり、特命総長として、その任務を遂行すべく全力を尽くす所存です。

 公立病院改革プランに基づいて進めてきた経営合理化は、7年連続黒字化により一定の成果を上げることができました。さらに公立病院として要求されている地域医療構想に沿った機能として、施設機能、診療体制の充実を図って、がんなど高度で専門的な診療を推進する一方、救急、小児、周産期医療など、地域に密着した医療も積極的に遂行してきました。がんを中心とする高度医療と地域密着医療は当院の診療の両輪であり、現状に満足することなく、今後も進めていかなければならないと思っています。

 最後に、本来の外科医として、長年研鑽を積んできた肝胆膵手術や、外来、特に少しでも困っておられる患者さんの一助になればと始めた「肝臓がんよろず専門外来」や「セカンドオピニオン」なども、従来以上に力を入れて、一人でも多くの患者さんの健康を守りたいと考えています。

平成31年4月
八尾市立病院 特命総長 佐々木 洋