八尾市立病院ご案内

ご挨拶 (八尾市立病院 総長 佐々木 洋)

平成27年3月に、定年により6年間務めさせていただいた病院長職を辞し、4月より、新しい制度のもとで総長職を拝命致しました。

公立病院改革プランに基づいて進めてきた経営合理化も、4年連続黒字化により、一定の成果を上げることができ、黒字体質への脱皮を果たせたかな?と思っています。
また、がん、救急、小児、周産期医療を診療の柱とし、高度で専門的な診療が行えるように、施設機能、診療体制の充実を図ってきました。同時に、医療圏全体のレベルアップの推進役としての機能を果たすことを心がけ、地域密着型医療を遂行してきましたが、その結果として、平成24年11月に地域医療支援病院の承認を受けることができました。さらに平成27年4月には、多くの、高いハードル(指定要件)をクリアし、晴れて国指定のがん診療連携拠点病院の承認を受けることができました。

このことは、当院が、がん診療の拠点病院として、高度ながん診療の技術と設備と体制を備えた中核施設であると認められたものです。今後も、現状に満足することなく、八尾市のみならず、近隣の都市からも、当院を頼って来ていただけるように、さらに高度ながん診療をめざして、手術、化学療法、放射線治療など癌診療のレベルアップをはかるべく、努力を重ねたいと考えています。

また、計画しておりました、施設拡充工事も完成にこぎつけることができました。病院敷地内の北西部に、5階建ての新館(北館)を建設し、保育所や大会議室、災害時のための備蓄倉庫、等を現建物内から移設し、そのあとに、通院治療センター(外来化学療法室)の移設拡充(9床→16床)や、新しく患者ケアサポートセンターを設置しました。血管造影室や放射線治療室も最新、最高の機器を導入するための大規模なリニューアル工事も予定(平成27年度中に完成予定)しており、停滞することなく進化し続けていきたいと考えています。

総長職の役割として、より広い視野に立って、大所高所から、市立病院の医療全般を舵取りし、その活動範囲をより広げて地域医療に貢献することが求められると考えています。実際、公立病院を取り巻く環境の変化は著しく、地域包括ケアシステムや地域医療構想(ビジョン)の中での公立病院の立ち位置や、あらたな病床機能報告制度や公立病院改革プランに基づく公立病院改革、がん診療連携拠点病院(国指定)としての中河内地域でのがん連携ネットワーク作りと果たすべき役割、などなど、目の前に多くの難題が山積みしております。

これらの諸問題を、病院をあげて一つ一つ解決していきたいと考えています。こういった問題の解決は、病院内の活動だけでは十分には果たせず、大阪府病院協会や大阪府公立病院協議会、全国自治体病院協議会、大阪府や八尾市医師会、等での院外での活動におきましても、今まで同様に心血を注ぎ、八尾市さらには中河内医療圏でのさらなる活性化に尽くしたいと考えています。

さらに、本来の外科医として、長年研鑽を積んできた肝胆膵手術や、外来、特に少しでも困っておられる患者さんの一助になればと始めた「肝癌よろず専門外来」や「セカンドオピニオン」なども、従来以上に力を入れて、一人でも多くの患者さんの健康を守りたいと考えています。

平成27年4月1日
八尾市立病院 総長 佐々木 洋