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八尾市立病院フォーミュラリ
八尾市立病院 フォーミュラリについて
フォーミュラリとは、我が国では厳密な定義はありませんが、一般的には、「医療機関における患者に対して最も有効で経済的な医薬品の使用における方針」を意味するものとして用いられています。「使用ガイド付き医薬品集」と表現されることもあります。
- フォーミュラリは、医薬品の推奨リストです。最終的な処方判断は医師に委ねられています。
- 標準的な薬剤使用で対応できる患者さんに対して使用する医薬品の推奨リストです。
- フォーミュラリは、各医薬品の効果や相互作用、禁忌、費用などを考慮して作成されます。
- フォーミュラリは、原則として、診療ガイドラインに基づいて作成されます。
標準薬物治療の推進、医療費の抑制および病院や診療所、保険薬局との連携による地域医療の質向上を目的に、当院が定めるフォーミュラリを公開します。
第1 推奨 |
オメプラゾール注用20mg「NP」 |
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第2 推奨 |
タケプロン静注用30mg |
備考 | タケプロンは、相互作用等でオメプラゾールの使用に支障がある患者を対象にしてください。 【参考資料】PPI注射剤 Drug Information |
第1 推奨 |
オセルタミビルカプセル75mg「サワイ」 オセルタミビルドライシロップ3%「サワイ」 (いずれも院外処方では、一般名処方) |
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第2 推奨 |
イナビル吸入粉末剤20mg リレンザ(院外処方専用) |
第3 推奨 |
ゾフルーザ錠10mg・20mg(特定患者用) |
備考 | 特に状態等に問題がない場合は、オセルタミビルを選択してください。 抗インフルエンザ薬の推奨フロー(抗菌薬適正使用支援チーム作成)も参考にしてください。 |
第1 推奨 |
バラシクロビル錠500mg「アスペン」 (院外処方では、一般名処方) |
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第2 推奨 |
アメナリーフ錠200mg ファムシクロビル錠200mg (院外処方専用、一般名処方) |
備考 | アメナリーフ錠200mgは、腎機能低下等でバラシクロビルの使用に支障がある患者を対象にしてください。 【参考資料】 帯状疱疹治療薬(経口剤)Drug Information |
第1 推奨 |
オンダンセトロンODフィルム4mg「GFP」 (院外処方では、一般名処方) |
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第2 推奨 |
ナゼアOD錠0.1mg |
備考 | ナゼアOD錠0.1mgは、相互作用等でオンダンセトロンの使用に支障がある患者を対象にしてください。 【参考資料】 5-HT3拮抗薬(経口剤)Drug Information |
第1 推奨 |
インスリンリスプロBS注ソロスターHU「サノフィ」 |
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第2 推奨 |
ノボラピッド注フレックスタッチ |
備考 | ノボラピッド注フレックスタッチは、手技などの問題でインスリンリスプロBS注ソロスターHU「サノフィ」の使用に支障がある患者を対象にしてください。 【参考資料】 インスリン(超速効型)Drug Information |
第1 推奨 |
インスリングラルギンBS注ミリオペン「リリー」 |
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第2 推奨 |
トレシーバ注フレックスタッチ |
備考 | トレシーバ注フレックスタッチは、手技などの問題でインスリングラルギンBS注ミリオペン「リリー」の使用に支障がある患者を対象にしてください。 【参考資料】 インスリン(持効型)Drug Information |
第1 推奨 |
ロスバスタチンOD錠2.5mg「DSEP」 ロスバスタチンOD錠5mg「DSEP」 (いずれも院外処方では、一般名処方) |
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第2 推奨 |
ピタバスタチンCa錠2mg「NP」 アトルバスタチン錠10mg「トーワ」 プラバスタチンNa錠5mg「ケミファ」 (いずれも院外処方では、一般名処方) |
備考 | 第2推奨(ピタバスタチン、アトルバスタチン、プラバスタチン)は、相互作用等でロスバスタチンの使用に支障がある患者を対象にしてください。 【参考資料】 HMG-CoA還元酵素阻害剤(スタチン)Drug Information |
第1 推奨 |
第2 推奨 |
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胃潰瘍 (GU) |
ランソプラゾールOD錠15mg・30mg オメプラゾール錠20mg エソメプラゾールカプセル20mg |
タケキャブ錠10mg・20mg
*早期の症状緩和が必要な場合 |
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十二指腸潰瘍 (GU) |
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低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制 | |||
非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制 | |||
吻合部潰瘍 | ランソプラゾールOD錠15mg・30mg オメプラゾール錠20mg エソメプラゾールカプセル20mg |
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Zollinger-Ellison症候群 | |||
非びらん性胃食道逆流症 | ランソプラゾールOD錠15mg | ||
逆流性食道炎 | ランソプラゾールOD錠15mg・30mg オメプラゾール錠20mg エソメプラゾールカプセル20mg タケキャブ錠10mg・20mg(※PPIと比較して薬価が高い) |
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タケキャブ錠10mg・20mg | |||
※ PPI間において、潰瘍治癒率の差はない。 ※ びらん性GERDの初期治療において、各PPI間で効果の有意差は認められない。 ※ 各適応症ごとに用法用量が異なる。 (参考) 消化性潰瘍診療ガイドライン2020 GERD診療ガイドライン2021 【参考資料】 PPI経口剤・P-CAB(疾患別)Drug Information |