病院のご案内
ご挨拶・ご紹介
ご挨拶(八尾市病院事業管理者 網中 孝幸)
このたび、令和7年4月1日より八尾市病院事業管理者として就任することとなりました網中孝幸です。
新たな責任を担うことに身が引き締まる思いであり、先人たちが築いてきた伝統を大切にしながら、市立病院としての理想を追求し、全力でその任を果たす決意を新たにしております。
八尾市立病院は、昭和25年2月の開院以来、地域の中核病院として、また市内唯一の公立病院として、「地域医療支援病院」、「地域がん診療連携拠点病院」、「地域周産期母子医療センター」などの重要な機能を果たしてきました。私たちは、地域住民の皆様に信頼される医療を提供し続けることを使命としています。
しかし、現在の医療を取り巻く環境は厳しく、地域医療構想や医療DXの推進に柔軟に対応することが求められています。また、昨今の物価の高騰といった社会情勢の変化も大きな影響を及ぼしており、様々な課題に直面しています。このような状況の中で、八尾市立病院は市民に信頼され、職員が誇りを持てる病院をめざし、病院スタッフが一丸となって取り組む姿勢を大切にしていきます。
私たちの経営計画では、公立病院としての役割を果たすことに加え、医療の質の向上と健全経営の確保に努めていきます。具体的には、救急医療や小児・周産期医療、災害医療などのいわゆる不採算分野を含む政策医療の充実を図り、包括的ながん診療の強化や医療DXの推進を通じて医療機能の向上をめざします。また、健全経営の確保に向けては、PFI事業を通じた公民協働を進め、安定した医療提供を実現するための資金確保に努めます。
私たちの取り組みを通じて、市民の皆様の生命と健康を守ることに全力を尽くしてまいりますので、今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
令和7年4月
八尾市病院事業管理者 網中 孝幸
ご紹介

八尾市立病院 特命総長
佐々木 洋
ご挨拶(八尾市立病院 総長 田村 茂行)
2023年4月より総長を拝命しました。3年以上にわたる新型コロナウイルス感染症に対する対応で一般診療は影響を受け、感染拡大の状況下では入院や診療・検査の制限や面会制限などを実施せざるを得ない状況がつづき、市民の皆様には、ご不便、ご迷惑をおかけしました。新型コロナウイルス感染症では、これまで8つの波を経験してきましたが、職員全員で対応し何とか乗り越えてきました。また市民の皆様にはご理解ご協力をいただき、心より感謝申し上げます。
そんなコロナ禍ではありましたが、ポストコロナの時期にこれまで以上に地域の急性期病院として役割を果たせるように、院内設備の整備にも取り組んできました。これまで手術室の増室と手術支援ロボットの導入、そして内視鏡室の整備や高度治療室(HCU)の開設(8床)など、次世代に向けた準備も完了しました。
八尾市立病院では急性期医療・地域医療支援・がん診療を3本の柱として医療提供体制の整備を行ってきておりますが、今後も新しい設備を活用して、市民の皆様に高度で良質な医療の提供ができるように職員一同努めてまいりたいと思っております。
今後とも皆様のご理解、ご支援をよろしくお願いいたします。
令和5年4月
八尾市立病院 総長 田村 茂行
ご挨拶(八尾市立病院 病院長 藤田 淳也)
このたび、令和6年4月1日付けで病院長を拝命いたしました藤田淳也でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
私はこれまで消化器外科医として大阪府下の数々のがん拠点病院で第一線のがん診療に携わった後、令和3年5月に当院に赴任いたしました。当時は新型コロナウイルス感染症第4波の真っただ中で、ICUはコロナの挿管患者さんで占められ、消化器外科病棟はコロナ病棟に置き換わるという厳しい状況でした。その後3年を経てコロナ禍はようやく収束を迎え、当院も診療体制を以前の姿に戻すことができました。
この間、病棟の閉鎖や救急の制限などで市民のみなさま並びに地域の医療機関の皆様方には多大なご不便とご迷惑をおかけしましたことに改めてお詫びを申し上げます。しかしその間も当院は、HCUの新設、内視鏡センターの拡充、地域医療連携センターやがん診療支援室・患者相談窓口などの診療支援部門の増改築、MRI機器の更新といった病院設備の整備に加え、手術支援ロボットの導入による新規治療の取り組みなど着実に進めて参りました。
コロナが明けた今、あらためて当院が市民のみなさまから求められるミッション(使命)は、1.高度で良質な医療の提供、2.地域に密着した医療の推進、3.公立病院として求められる政策医療と考えています。これには地域がん診療連携拠点病院として求められるがん医療、地域周産期母子医療センターとして求められる高度周産期医療、さらに救急医療および災害医療が含まれます。今後私たちは全力でこの使命を果たすよう努めてまいります。
また、新型コロナウイルス感染症を契機に、また急速に進行しつつある高齢化・少子化に伴い、病院をとりまく社会環境ならびに医療需要は大きく変化しています。これらの情勢を見据え、市民の皆様や地域の医療機関の方々のニーズに的確にお応えすることも現在当院に求められている重要な課題と考えています。
一方、本年度は医師の働き方改革の本格稼働元年となります。職員の勤務環境を改善しつつもこれまで同様の診療機能を維持せねばならないという難しい舵取りを迫られています。
様々な面で大きな転機となる時ですが、職員一丸となって当院の理念であります高度で良質な医療、地域に密着した医療、公立病院として品格ある病院経営が実践できるよう努めてまいります。
今後ともこれまでと変わらぬご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
令和6年4月
八尾市立病院 病院長 藤田 淳也