診療科・部門ご案内

脊椎疾患

脊椎外科

診療担当医
立石 耕介  (水 AM初診 金 AM再診 金 PM脊椎外来)
山田 修太郎 (火 AM初診 月 AM再診 金 PM脊椎外来)

超高齢化社会の到来に伴い、脊椎脊髄疾患による症状で苦しんでおられる方は年々増えており、脊椎外科の社会における役割はますます大きくなってきています。高血圧・糖尿病などの生活習慣病に代表される内科的疾患をお持ちの方も多く、周術期に専門的な管理が必要となることも少なくありません。当科では内科をはじめとする他科との連携を密にとることで、心疾患や糖尿病等の既往がある方でも、安心して手術を受けていただける環境が整っております。
地域の皆様により良い専門治療を提供できるよう、努力していく所存ですので今後とも当院、脊椎外科をよろしくお願いします。

手術実績 / 対象疾患

対象疾患は腰椎・頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症性脊髄症、後縦靱帯骨化症、黄色靭帯骨化症、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、リウマチ性脊椎炎、脊椎・脊髄腫瘍など多岐にわたり、特発性脊柱側弯症を除くほぼすべての脊椎・脊髄外科疾患を守備範囲としています。

2017年 八尾市立病院 脊椎外科手術実績
総数 94件
頚椎疾患 27件(椎弓形成術 24例 後方固定術 2例)
胸椎疾患 2件 (後方固定術 2例)
腰椎疾患 64件(腰椎椎体間固定術 30例 開窓術 24例 髄核摘出術 9例 後方固定術 1例)
その他(腫瘍など)2件

過去の手術実績
2013 2014 2015 2016 2017
頚椎手術 19 19 22 21 26
胸椎手術 5 7 3 2 2
腰椎手術 59 69 63 53 64
その他 1 2 3 1 2
合計 84 97 91 77 94

治療方針

かかりつけ医で内服薬やリハビリテーションなどの十分な治療を行っても症状が軽快せず、日常生活に困難を感じておられる方に手術療法を施行しています。

頚椎椎弓形成術


頚椎症性脊髄症に対しては主として首の後ろから脊髄の通り道を拡大する椎弓形成術を行っております。術前の症状に応じて、術後リハビリテーションを追加しており早期より離床を行うことで周術期合併症出現の低減に取り組んでいます。

後方経路腰椎椎体間固定術 (PLIF)

胸腰椎後方固定術+椎体形成術


腰部脊柱管狭窄症に対しては除圧術(開窓術、椎弓切除術)を、すべり症に対しては金属製材料を用いた固定術を行っています。骨粗鬆症性椎体骨折に由来する疼痛や麻痺に対しても、椎体形成術を併用した固定術を行い良好な成績を得ています。

その他、保存療法で十分な痛みのコントロールが得られない腰椎椎間板ヘルニアに対しては、髄核摘出術(Love法)を施行しています。より安全な手術を行うため、手術用顕微鏡下での処置を心がけています。適応のある症例には椎間板内酵素注入療法 (ヘルニコア®注入)も実施しています。

脊椎手術では神経のそばで処置を行うため、重篤な神経合併症の発生が懸念されます。これを防ぐためには熟練した専門医師による安全確実な手術が前提となりますが、術中・術後の全身管理もまた非常に重要です。当院脊椎外科では十分な経験の蓄積があり、特殊な疾病でない限り手術翌日あるいは翌々日に離床可能です。入院期間は1~2週間が目安です。