部門紹介
栄養管理科
特徴
当院の栄養科は診療局に属し、入院及び外来の栄養指導、入院患者さんへの食事提供と栄養管理、チーム活動の参画など栄養面から疾病の治療や予防に必要な栄養ケアを行っています。食事や栄養が医療の一環になるように、病状や治療に適した栄養管理、実践しやすい栄養食事指導に努めております。
スタッフ
資格名 | 人数 |
---|---|
NST専門療法士 | 2名 |
日本糖尿病療養指導士 | 3名 |
病態栄養専門管理栄養士 | 2名 |
心不全療養指導士 | 1名 |
がん病態栄養専門管理栄養士 | 1名 |
栄養管理業務
- 入院中の栄養管理
全ての入院患者さんに栄養スクリーニングを実施し、栄養状態の把握を行っています。
栄養管理の必要な患者さんには、食事の摂取状況や病状確認を行いながら栄養療法をおこない、疾病の治療・病状の早期回復をお手伝いいたします。
食欲不振や食事摂取不良などでお困りの患者さんには、管理栄養士が病棟を訪問し相談しながら食事の調整を行います。 - チーム医療
NST(栄養サポートチーム)、褥瘡対策チーム、心臓リハビリテーション、糖尿病診療チームといったチーム医療への参画を行っています。 - 栄養指導
- 個人栄養指導(外来/入院)
医師の指示のもと、個々の疾患に合わせて個別で食事相談を行っております。
個々の生活習慣に合わせて、無理なく、実践しやすいアドバイスを心掛けております。
外来栄養指導は、当院通院中の患者さんが対象で、予約制です。
<日時>
月曜日~金曜日
<場所>
2階 20番 栄養指導室
※ 入院患者さんには、病棟、ベッドサイドでも実施しております。
- 集団栄養指導(入院)
糖尿病の教育入院をされている患者さんを対象に実施しております。
教育入院用の「糖尿病のしおり」を用いて、基本的な糖尿病の食事療法を理解していただくように
説明を行っております。
<日時>
毎週木曜日 13:30~
<場所>
病棟5階 家族説明室 - 糖尿病透析予防指導(外来)
当院の内分泌代謝・糖尿病センターでは、糖尿病による透析導入の減少を目的に、医師・看護師・管理栄養士が連携して糖尿病透析予防指導を行っております。当院の内分泌代謝・糖尿病内科通院中の患者さんが対象となります。希望の方は、主治医またはスタッフまでお申し出ください。
<場所>
内分泌代謝・
糖尿病センター
- 個人栄養指導(外来/入院)
- 院内教室
給食管理業務
食事提供はPFI事業によって運営し、協力企業と力を合わせ、「安全、安心」を第一に患者さんにおいしく召し上がっていただける食事を目指して日々努力しています。
- 「大量調理施設管理マニュアル」に基づいた衛生管理を遵守し、安全、安心して食べていただける食事の提供を行っております。
- 提供される食事は、医師の指示のもと個々の患者さんの病状にあった食事を用意させていただきます。食事の種類には、特別な制限が必要ではない「一般食」と、治療上の配慮(制限)が必要な「特別食」があります。特別食提供について別途料金が発生するものではありません。
- 食物アレルギーで召し上がることのできない食材がある場合は、除去食を用意させていただきますのでお申し出下さい。
<適時適温>
当院では食事を、決まった時間に適切な温度(温かいものは温かく、冷たいものは冷たい状態)で提供しております。
当院のお食事紹介
1.選択食
一般食の常食と軟菜食をお召し上がりで特別な配慮が必要でない場合は、2種類のメニューからお選びいただける選択メニューを実施しております。
- 治療上や検査などにより、食事の変更がある場合があります。
- 入院期間によっては、選択いただけないことがあります。
<メニュー例>
A | B | |
朝食 | ![]() |
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ご飯食・パン食からお選びいただけます。 | ||
夕食 | ![]() |
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お好きな献立からお選びいただけます。 ※写真の場合、鶏肉料理もしくは卵料理 |
2.行事食
入院中であっても、季節感を感じていただければと考え、月2回行事食を実施しております。
ひなまつりや七夕、クリスマスといった歳時にふさわしい献立を盛り込み、メッセージカードを添えてお食事を提供いたします。
<ふるさと八尾の日>
当院では、地元の特産野菜や郷土料理を取り入れた献立を月1回、「ふるさと八尾の日」として、提供しております。お食事を通して、季節や八尾地域の特色を感じて頂ければ幸いです。
過去には、八尾若ごぼうや八尾えだまめを使った料理、八尾産いちごを使ったデザートなど四季折々の八尾の味覚を提供しております。詳しくはこちら
3.祝い膳
当院で出産された方に、おめでとうの気持ちを込めて祝い膳を提供しております。
祝い膳は和食または洋食の2種類から選択いただけます。
<メニューの詳細> 洋食 和食
4.嚥下食
飲み込みにくい方のために食べやすく調整した「嚥下食」を提供しております。日本摂食嚥下リハビリテーション学会・嚥下調整食分類2021のコード分類に合わせた対応表になっています。
詳しくはこちら
5.コスモス食
化学療法時の副作用による食欲低下時に、少しでもお食事をお召し上がりいただけるよう、味の濃いもの・はっきりとした味付け、コンパクトなサイズ(普通食の半量程度)に調整したお食事です。 詳しくはこちら
<メニュー例>
左から…うどん やきそば 太巻き ビビンバ など
6.NST食
コンパクトなサイズ(普通食の半量程度)で、たんぱく質や鉄、亜鉛などを強化し、お食事の量が増やせない患者さんでも、摂取栄養量が増えるように調整しています。栄養サポートチーム(NST)により栄養状態や病態への影響がないか確認しながら提供していきます。