部門紹介
MEセンター
CEとは?
臨床工学技士Clinical Engineerの略称です。
臨床工学技士は、1988年に誕生した国家資格であり、その業務は生命維持管理装置の操作および保守点検とされています。
現在、10名(市職員3名、PFI職員7名)が勤務し、高度医療の安定供給と安全性の両立を目指し、日々業務に取り組んでいます。
MEセンターの役割
- <臨床部門>
- 高度な医療技術の進歩に伴い、ME機器の複雑多様化が進む中、それらの操作及び保守点検を行っています。
臨床での医師をはじめとした、スタッフと医療機器を、円滑に結びつける医療工学の境界面を、簡便でより安全性の高いものになるように心掛けています。 - <機器管理部門>
- 医療機器の中央管理体制をとり、機器の効率的利用と同時に、保守点検・整備・管理業務を担う事で、必要な時に・必要な機器を、必要な部門に、高い安全性をもって供給し、医療機器のライフサイクルコスト・デッドタイムの短縮を図っています。
業務内容
- 血液浄化業務
- 人工呼吸業務
- 集中治療室業務
- 手術室業務
- 心臓カテーテル業務
- ペースメーカー業務
- 医療機器管理業務
血液浄化業務
当院の透析室は、ベッド数2床で、入院中の維持透析患者様や透析導入患者様を対象としています。
臨床工学技士は、シャント穿刺、患者監視装置の操作・保守点検、水質管理等を行っています。
人工呼吸業務
各種人工呼吸器の使用前・使用中・終業点検を行い、いつでも安全に使用できるように努めています。
医師の指示の下、人工呼吸器の設定や経過観察を行い、安全かつ効果的な呼吸療法を目指しています。
集中治療室業務
救命救急、集中管理に用いる医用機器である
人工呼吸器、補助循環、各種血液浄化等の操作・保守・管理等を行っています。
手術室業務
特殊機器の操作、手術ロボット、麻酔器、電気メス等の保守・管理を行っています。
心臓カテーテル業務
冠状動脈造影・カテーテルインターベンションでは、ポリグラフ、血管内超音波装置(IVUS)を用い、圧解析、画像解析を行い、適切な医療材料の選択を行っています。
電気生理学的検査・カテーテルアブレーションではCardio-Labを用い、波形解析・刺激設定などの業務を行い、薬物的難治な不整脈の検査・治療の補助を行っています。
ペースメーカー業務
ペースメーカー植込み時のプログラマー操作、患者情報の管理、外来のフォローアップを行っています。
医療機器管理業務
機器カルテソフト(Open Library ME)にて、院内にある全ての医療機器、備品(約2000機種)を中央管理する事で、機器使用状況を把握し、運用・修理・点検等を円滑に行っています。
また、機器購入から更新、廃棄までの窓口となり、計画に基づいた適切なタイミングでの調達とコスト削減に貢献し、経済的効果にも寄与しています。